2011年8月21日日曜日

逃げる


「早く高台に上がれ」
3月11日の本震後、大船渡市川原地区町内会長の菊地武雄さん(65)は近所を駆け回って
叫び続けた。だが、住民はなかなか逃げようとしない。
必死に説得する菊地さんは、こう言い返された。
「昨年も、おとといの津波も小さかった。絶対、ここまで来ない」
住民から何度も言われるうちに、菊地さんも2度の津波を思い返した。
菊池さんのような体験をした人は多いと思う。
今回の津波に限らず、今までの似たような話は聞いたことある。
逃げようとしたら、ウニを採ってる人たちを見かけて、自分も逃げるのやめたとか。
以前、テレビでやっててんけど、
目的を伝えずに、大学生をある部屋に待たせて、その隣の部屋から煙を出して
どう行動するかの実験。
煙に気づくけど、特に逃げるわけでもなし、意外と普通に雑談してた。
なぜそうしたか?の質問に、みんなと一緒だから安心だと思った・・・みたいな。
まぁ、これは集まった人の性格とかにもよるような気ぃするけどね。
普通は、外に出て、誰かに伝えるとか、
隣の部屋見に行くとか、なんかすると思うんやけどな。
けど、思いこみって怖いことやよね。
ここまでは来ないっていう思いこみ。
大阪は特に、湾になってるから絶対来えへん!って子供の頃から聞かされてたし
今もそう言われてる。
一応、梅田辺りとかは全滅の危険とかは言われてるけどね。
やっぱり逃げることの大事さは広めていかんとあかんと思う。
その逃げたときに、それが無駄になったとしても。
大袈裟な~って笑われたとしても。

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